実態調査から見えた、エンゲージメント向上の最前線とは~結果から読み解く課題と取り組むべき点
人材を資本と捉える「人的資本経営」の考え方が定着しつつあります。人的資本情報開示に向けて、可視化ツールを導入したり、施策を実行したり、取組みを進めている企業も増えています。
そこで、私たちNTT ExCパートナーグループでは、近年注目の集まるヒューマンキャピタル領域において企業がどのような取組みを行っているのか、またどんな課題があるのか等を明らかにするため、従業員数300名以上の会社で勤務している2000名を対象に「ヒューマンキャピタル領域におけるユーザーの意識・実態に関する調査」を実施しました。
本調査結果サマリー
◆「従業員エンゲージメント」 経営側と人事側で課題としての重要度に乖離
従業員エンゲージメントは、経営側も施策を実施する人事側も重視していることがわかりましたが、経営課題としては優先度は高くなく、「人事の課題」として他の課題と並べてみると、「課題感が高い」の回答は経営者(31%)と人事(16%)で倍近くの認識差異があることが明らかになりました。
◆「従業員エンゲージメント」施策 実行するも成果は道半ば
「従業員エンゲージメント施策を実行している」、「従業員エンゲージメントを測定している」と回答した人はいずれも全体の6割を占めている一方で、「成果が出ている」との回答は26.7%と、施策はやっているが効果が十分に出ていない実態があります。
調査結果では、エンゲージメントに対する重要度が経営側と人事側で差があることやエンゲージメントの可視化や向上施策を実行している一方で、成果が十分に出ていないことが明らかになりましたが、人的資本情報開示を進める中で同様の課題をお持ちの企業様も多いのではないでしょうか。
本ウェビナーでは、これらの結果に対し、どのように対処すればよいのか、調査結果を詳しくご紹介するとともに、結果から見えてきたエンゲージメント向上の課題と今後の取るべき打ち手について人材・組織開発コンサルタントと考えていきます。