エンゲージメント向上の活動サイクル ④打ち手の選定・実施
打ち手の選定・実施
エンゲージメントサーベイによる客観的なデータ(診断・分析結果)をもとに、ゴール設定を意識した課題に対して、あらゆる手段で打ち手を検討することが重要です。打ち手を検討する際、対象者を明確にし、網羅性ある打ち手の中から選択して、多面的な計画と実行が重要となります。
打ち手の選定・実施とは
打ち手の選定・実施の概要
エンゲージメント向上を達成するためには、適切な「打ち手の選定と実施」が不可欠です。これは、単なる理念や方針だけでなく、実際の行動や取り組みを通して組織内外にポジティブな影響を与えることが期待されるからです。
まず、打ち手の選定は、企業の特定の課題やニーズに基づいて行われるべきです。社員の声や診断結果等を活用し、特定のエリアでのエンゲージメント低下の原因を明確に把握します。 その上で、それに対応する具体的な対策や施策を検討し、目標に合った打ち手を選定します。
効果的な打ち手を実施する際には、コミュニケーションが何よりも重要です。社員との対話を通じて期待や改善点を把握し、彼らが主体的に参加できる仕組みを整えることが大切です。 透明性やオープンなコミュニケーションがエンゲージメント向上につながると弊社では考えます。
同時に、社員のスキル向上やキャリア開発の機会を提供することも重要です。社員が成長し、自分の力を最大限に発揮できる環境を整えることが、エンゲージメントを高める一環となります。
また、定期的なモニタリングと評価を行い、実施した打ち手の成果を確認して修正することも必要です。変化する状況に対応しながら、継続的な改善を行うことがエンゲージメントの向上につながります。
よって、打ち手の選定と実施は企業がエンゲージメント向上に本気で取り組む上での鍵となります。社員のニーズや組織の特徴を踏まえつつ、具体的かつ柔軟なアクションを通して、持続可能なエンゲージメント向上を目指すことが肝要です。
打ち手の選定・実施のポイント
診断・分析した結果を基に、ゴールを意識した課題設定から打ち手を検討します。
打ち手の選定・実施を検討する際のポイントは下記3点です。
<ポイント①:対象者を明確にする>
打ち手を選定・実施をする際、打ち手の対象者によって変わる場合があります。それぞれの打ち手の選定・実施をする際、「誰に対する打ち手か」を明確にすることが重要です。
<ポイント②:網羅性ある打ち手から選択>
対象者に対してどのような打ち手が必要か、また対象者に合った打ち手を選定・実施する際、網羅性と関係性がある打ち手を検討することが重要です。
<ポイント③:多面的な計画と実行>
ある一つの側面からの打ち手の計画や実行だと不十分です。打ち手の選定・実施を行う際、必ず多面的に検討することが重要です。